中小企業会社事務所に送ってくるビジネスローンの勧誘FAXはほとんどが闇金からのFAXだぞ!
そのFAXから始まる闇金の手口は保証金詐欺につながってくる!
俺自身も超零細企業を経営してるんだけど、1カ月に数枚訳のわからない優遇金利キャンペーン!みたいなFAXが届くねん。
多分会社のFAX番号を見つけてはやたら目ったら送ってくるタイプやねんけど、これが保証金詐欺の温床になってるねんで!
見たことあるやろ?こんな感じの融資案内や、審査に通ったよ!的なFAX!
送ってくるFAXは一見しっかりしてる、でも闇金からのFAXだぞ
今回のFAXを例にあげると、「中小企業ローン金利優遇キャンペーンのご案内」というタイトルで送ってくる。
融資条件は2000万円、金利は1.07%~2.15%で返済期間は10年120回、必要書類は本人確認書類と登記簿、印鑑証明、住民票とちゃんとした書類をそろえないとダメだぞ!ってしっかりしているふうに感じさせる。
個人融資を相手にしている闇金サイトとは大きく違うのはしっかりと手間がかかるぞ、即日融資なんて感じさせないしっかりとしてる雰囲気を出しているところ。
FAXの最後には会社概要もしっかりと書いてある。
今回の株式会社西武コーポレーションも貸金業登録番号や住所、電話番号とFAXは当然、資本金額や設立年月日、従業員数、代表者名まで書いてあるし、ホームページURLも記載してある。
この紙切れだけを見れば、「あー融資会社も頑張って営業してるんだなー、また困ったらお願いしようかなー」なんて見過ごしてしまいそうになるくらいしっかりと書かれてるねん。
でもこの会社概要を調べると完全に闇金業者だという事がすぐにわかる!
まず一番に貸金業登録番号をチェックすればほとんど解決。
このFAXに書かれている登録番号は「関東財務局(3)第01435号」なのでこの01435を検索データベースに入れて検索すると一発で該当なしと表示。
このFAXを送ってきた会社は正式な登録をしていない闇金業者である事がハッキリとわかった。ではこのFAXの目的は何なのか!
お金は貸してくれない、保証金詐欺が目的だぞ!
このFAXに書いてある金利では貸してくれないけど、ちょっと高金利で貸してくれるんじゃないの?って思ってる経営者!甘いぞ。
このFAXの目的は完全に詐欺、それも高額な保証金を先に振り込ませるといった、一種の劇場型の大掛かりな詐欺に発展するねん。
FAXに対して返したり、電話をかけるとものすごく丁寧な口調で融資についての話になる。
どういった理由で融資してほしいのか、金額はいくらか、会社の運営状況はなど正規の中小企業ローン会社と同じような内容の話になって行くねん。
電話の向こうの闇金電話番もかなり鍛えられてると思うわ。
融資を行うまでに借りるこちら側が起こす行動や、用意するものを数回の電話でやり取りし、融資が可能だという事で話がどんどん進んでいく。
ビジネスローンという事で金額も最低500万以上の融資、最高は2000万円と高額な話になる。
そしてその融資が頼みの綱になってきている経営者に対して、詐欺行為が始まるのが融資予定日直前なんや!!
2000万円の融資の話の場合、「融資するための手数料と保証金を融資金額の10%分である200万円の入金が確認でき次第融資します」という連絡がはいるねん。
オイオイここまで来て貸してくれなかったら首くくらなアカンわ、という経営者の状況を完全に把握してのこの一言は効くよねー。
500万でも10%は50万、2000万円の融資の話だと200万円という大金になるけど、スグ直後に融資してもらえると思いこんでいる人が振り込んでしまうねん。
さらに1度振り込んだらまた「確認がとれません、もう一度保証金振り込んでください!」と永遠に続けよる。取れる時に何度でも同じことを繰り返して来よる。
これが保証金詐欺の全容。
おかしいな?と思った時にはもう連絡が取れない、お金ももちろん融資なんてしてもらえない、取られただけという状況に陥る。
まぁまぁしっかりとしたFAX文面、ホームページ制作などを行っても一発で騙す金額も大きいビジネスローン詐欺、保証金型は闇金グループも大きな収入源なので電話対応も完全に仕上げて来よる。
自分は騙されないよ!って思いこんでる経営者ほど会社の資金繰りが苦しくなったらこういうFAXに手を出しがちなんやね。
気をつけてよ。
どうすればFAX融資の保証金詐欺に騙されないか
このFAXでの融資案内に対して騙されないようにするというか、自分から行動を起こしていない勧誘、例えばFAXしかりDM、や掛かってきた電話、送られてきたメールなど相手がわ発信の融資情報は基本的に信じない事。
さらに金融業では必須の貸金業登録番号を調べるとほとんど闇金かどうかの判断が付くよ!
先ほども書いたように、送ってきたFAXに記載されている貸金業登録番号を貸金データベースに入力検索すればすぐにわかる。
作られたホームページを見たり電話をしてみて相手の話し方などで判断すると痛い目に会うぞ。相手も騙すためにその辺はすべて完ぺきに仕上げて来よるから。
正規業者の検索結果が出てこない時点で闇金だし、電話をするだけで番号通知機能で電話番号を相手に渡す事になるし、番号が渡るだけでその後また闇金からの勧誘電話がどんどん掛かってくる事になる。
怪しいなと感じたら絶対に電話をしない!という事は徹底しよう。
コメント
http://blog.goo.ne.jp/saitaiketu
融資詐欺 株式会社 JGコミニュティ
東京都新宿区四谷2丁目13番地 大和屋ビル
資本金 5億円
代表者 森光 孝
事業内容 貸金業全般
電話
03-6870-2453
FAX
03-6870-2454
この会社は登記簿もなく、
金融庁に貸金業登録もされていません。
登録がなければ違法業者です。
500万円貸して欲しいとFAXすると
↓
保証会社(UFG) をつけるので
500万円の5、3%の
26万5000円を下記に振り込んでくださいと言ってきます。
九州労働金庫 都城支店
普通口座
3704592
名義
スギオ スミオ
↓
1割の担保金50万円を一旦、JGコミニュティに振り込むように言ってきます。
長野銀行
豊科支店
普通口座
名義 オオシタ ミトエ
口座番号 8308716
↓
結局500万円は貸してもくれず
ドロンになります。
コメントありがとうございます。
こういったビジネスローンの保証金詐欺は月末などの締め支払い日近くによくFAXが送られてきますよね。
皆さんに注意喚起の意味でこういったコメントは本当にありがたいです!
うちにもFAXきてたので、どのくらいで融資可能ですか?と聞いたら2日ほどといわれました。
しかも声を変えている様な違和感たっぷりで、いかにも怪しい感じでした。